2023 年度 福祉・医療施設の建設費について
独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」という。)では毎年、貸付先のデータを用い、福祉・医療施設の建設費等について取りまとめを行っています。今回ユニット型特別養護老人ホーム(以下「特養」という。)、保育所および認定こども園等における 2023 年度の状況についての結果を公表しています。
【特養の建設費の推移推移】
●平米単価は 342 千円(前年度から15千円上昇)となり、調査を開始した 2008 年度以降で
最高額を記録。
●定員 1 人当たり延床面積~全国平均が 46.8 平米と前年度から 2.9 平米低下。
●定員 1 人当たり建設費は 15,080 千円となり、前年度より低下するも、依然として高止まり。
【保育所および認定こども園の建設費の推移】
●平米単価は 428 千円(前年度から26千円上昇)、調査開始以降で最高額を記録。
●定員 1 人当たり延床面積は、全国平均が 8.6 平米と前年度から0.1 平米上昇。
●定員一人当たり建設費は、全国平均が 3,679 千円と前年度から396 千円上昇。
~レポートのおわりに、以下のように締めくくっている~
❝当面の間は建設費が大きく低下することは考えにくいことから、施設整備の際には、
これまで以上に建設費コストの上振れをあらかじめ想定するなど、様々なリスクを考慮した
資金計画を策定するほか、資材不足や人材不足による工期の長期化を見越してスケジューリング
することが必要となるであろう。❞
詳しくは以下のURLから確認できます。
独立行政法人福祉医療機構ホームページ
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/240628_No001.pdf