ご承知の通り2024年は診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定の年です。関連する事業を運営する社会福祉法人にとって、今後の法人運営を左右するという意味で、否が応でも注目せざるを得ない改定です。今回のトリプル改定にあたり、『2025年問題(団塊の世代が全て後期高齢者となる)』、『2040年問題(団塊ジュニア世代が65歳以上となり、現役世代人口の減少が顕著になる)』」が喫緊の課題として存在し、このような厳しい人口動態状況を織り込んだ改定となることが予想されます。他方、社会福祉法人においては約3割の法人が赤字決算という状況下(2021年度福祉医療機構調査)、昨今のエネルギー価格に代表される物価の高騰、採用難に伴う人件費の上昇がさらに経営環境の悪化に拍車をかけており、今後の事業継続に深刻な懸念を投げかけています。本セミナーでは、全国社会福祉法人経営者協議会の柿本貴之様にご登壇いただき、トリプル改定を踏まえた上で、社会福祉法人の経営者は今後どのようなスタンスで法人経営の舵取りをしていくべきなのかをお話しいただきます。また第二部では質疑応答という形で、セミナー参加者の皆様の質問にお答えいたします。本セミナーを貴法人の今後の事業継続にお役立ていただければ幸いです。