セミナー開催の背景
人口減少に起因するが故に、解決が困難な人手不足という課題には、職場環境改善・業務効率化・生産性向上などの対策で知恵と工夫を積み重ねる必要があり、その為の情報収集力と実行力が解決のカギとなります。しかし、地域ごと・業種ごと・規模ごと・個別事情により、課題点や対応策は法人の数ほどのパターンがあるといっても過言ではないでしょう。
対策に取り組むにあたり、財務データの分析にとどまらず、非財務データや現場の聞き取りなど多岐にわたる現状分析から始めることが必須と言えます。法人業務効率を上げるための取組が、逆に新たな業務を発生させるという矛盾を回避するために、正確な現状分析が大事なポイントとなります。
本セミナーでは、取り組みを始めるにあたって必須となる、以下の3つのステップを取り上げ、インタビューも交えてこれらの課題を深掘りし、次の一歩を模索している社会福祉法人の皆様にお役立ていただけるよう企画しました。
●多角的な現状分析の重要性
●経営改善の「パラドックス」の克服
●中長期ビジョン・計画の必要性
セミナーの一部をご紹介
趣旨・背景
【なぜ経営分析が必要なのか】
●法人、施設の財務状況を把握できていますか?●社会福祉法人経営に必要な要素を理解し、実践できていますか?
●法人で働くすべての役職員が、1人ずつフォローやサポートをされ、みなが同じ方向を向いて働くことができていますか?
●法人経営の現状を総合的に把握した上で、地域の実情や将来に応じためざす将来像を描けていますか?
●経営状況を把握し、経営悪化の兆候をつかみ、必要な改善策を講じてますか?
【危惧される課題】
●❝手遅れ❞によるセーフティネットの崩壊
経営状況が悪化し事業継続に不安を抱え、経営改善・再建が必要な法人の顕在化。
●所轄庁の介入による組織再編への拍車の懸念
社会福祉法人の組織再編・大規模化が政策課題に。
受講者が気になるポイントは?
第二部では講師の方への質問を事前に募集し、以下のような質問にご回答いただきました。
●事業内容、事業展開エリアなど法人による課題は複数パターンあると思いますが、こうした中で課題の優先順位をつける上での注意点などあれば教えてほしい。
●物価高騰や人手不足、最低賃金の上昇など先の見通しが難しいのだが、中長期的に経営改善策を講じるためにはどのような視点が必要となるのか。
●多種多様な経営指標がある中で、人口減少社会において理事長が毎日、あるいは毎月必ずチェックしておくべき『最重要指標(KPI)』を3つ挙げるとしたら何でしょうか。
アンケート結果からみる現場の課題
セミナーを受講した感想
●新たな視点、気づきが多かった。先送りしていた課題、過小評価していた課題に目を向けるきっかけとなった。
●分かりやすい説明でした。
●具体的な方策の説明があり非常に良かった。資料も見やすい。
●経営分析の必要性と経営協ドックについての説明がわかりやすかった。
●他業種のように、士業の方との付き合いを重視していこうと思った。今後の方向性が見えてきて、今回のセミナーは大変参考になりました。
●専門家の方々がどのように介入してくださるのか、現場ではどのようなことをすべきなのかも説明があったので助かりました。福祉法人の財務状況確認など、進められる予定の施策なども知れたのはよかったです。
最後に
柏瀬理事長からもセミナー内で、「困ったことはぜひ専門家の知恵を借り、法人と専門家との協業体勢をつくっていきましょう。」とのアドバイスがありました。福祉経営研究機構では、税理士・公認会計士・社会保険労務士等の専門家のご紹介をしております。話を聞いてみたい、どこに相談したらよいか分からないなどでも大歓迎です。お気軽に「お問い合わせ」よりご連絡ください。
セミナー関連リンク
- セミナー情報「人口減少社会における社会福祉法人の経営戦略 ~経営分析にもとづく経営改善のロードマップ~」