独立行政法人福祉医療機構から、「2022 年度(令和 4 年度)決算 老人デイサービス(通所介護・
認知症対応型通所介護)の経営分析参考指標の概要について 」が公表されています。
こちらの調査は、独立行政法人福祉医療機構が融資先から提出された財務諸表等を基に、毎年、
老人デイサービス(通所介護・認知症対応型通所介護)の経営状況について、経営分析参考指標
として集計・分析しているものです。
【2022年度決算の概要】
<通所介護>
⚫ 通所介護全体の利用率は 68.0%で、前年度より 2.0 ポイント低下した。
⚫ 利用者 1 人 1 日当たりサービス活動収益は 9,475 円で、前年度より 254 円上昇した。
⚫ サービス活動収益対サービス活動増減差額比率は 0.0%で、前年度より 1.5 ポイント低下し、
赤字施設(経常増減差額が 0 未満)の割合は 49.6%で、前年度より 3.1 ポイント上昇した。
⚫ 事業形態別のサービス活動収益対サービス活動増減差額比率は、以下の通りであった。
地域密着型 1.4%(前年度比 0.9ポイント低下)
通常規模型 △1.0%(前年度比 1.6 ポイント低下)
大規模型(Ⅰ) 4.8%(前年度比0.1 ポイント上昇)
大規模型(Ⅱ) 2.5%(前年度比 2.3 ポイント低下)
<認知症対応型通所介護>
⚫ 利用率は 62.3%で、前年度より 1.2 ポイント低下した。
⚫ 利用者 1 人 1 日当たりサービス活動収益は 13,390 円で、前年度より 328 円上昇した。
⚫ サービス活動収益対人件費率は 71.0%で、前年度より 0.4 ポイント上昇した。
⚫ サービス活動収益対サービス活動増減差額比率は 4.9%で、前年度より 0.5 ポイント低下し、
赤字施設の割合は 40.6%で、前年度より 3.8 ポイント上昇した。
詳しくは以下のURLから確認できます。
独立行政法人福祉医療機構ホームページ
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/pr2338.pdf