独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」という。)から、表題のレポートが公表されています。
機構では、毎年度、貸付先の経営状況について調査を行っており、このほど貸付先より提出された財務諸表等のデータを用いて、2021 年度の特別養護老人ホームの経営状況について分析を行っています。
【従来型・ユニット型ともに赤字施設割合が拡大】
➢ 2020 年度・2021 年度の経年比較
●利用者 1 人 1 日当たりサービス活動収益は上昇したが、従事者 1 人当たり人件費の増加
と利用者 10 人当たり従事者数の増加により人件費率が上昇
● サービス活動増減差額比率は従来型で 1.2 ポイント低下、ユニット型で 0.5 ポイント低下し、
赤字施設の割合はともに拡大
➢ 定員規模別・黒字赤字別比較
●定員規模別に比較すると、小規模施設ほどサービス活動増減差額比率が低い
●赤字施設は利用率・利用者単価が低いことで定員 1 人当たりサービス活動収益が低い
詳しくは以下のURLから確認できます。
独立行政法人福祉医療機構ホームページ
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/230324_No017.pdf