独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」という。)から、表題のレポートが公表されています。
機構では毎年度、貸付先の通所介護事業所(以下「通所介護」という。)および認知症対応型
通所介護事業所(以下「認知症対応型通所介護」という。)から経営状況等について
報告を受けていますが、これらの報告から 2021 年度(令和 3 年度)決算に係る
経営状況について分析を行っています。
【通所介護の経営状況は悪化傾向】
➢通所介護の経営状況
●2021 年度介護報酬改定により基本報酬が引き上げられたものの、
2020 年度と比べ利用者 1 人1 日当たりサービス活動収益は低下。
● 赤字事業所は、利用率が低いことから人員配置が過大となっている傾向。
利用率の改善と適正な人員配置への取組みが急務 。
➢ 認知症対応型通所介護の経営状況
● 2020 年度と比べ、利用者 1 人 1 日当たりサービス活動収益が低下し、
人件費率が上昇した結果、サービス活動増減差額比率が低下。
● 利用率が 50%未満の事業所は、サービス活動増減差額比率の平均が
マイナス 8.7%まで落ち込み、57.7%が赤字。
詳しくは以下のURLから確認できます。
独立行政法人福祉医療機構ホームページ
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/230119_No008.pdf