独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」という。)から、表題のレポートが公表されています。
機構では毎年度、貸付先の経営状況について調査を行っており、このほど貸付先より提出された
財務諸表等のデータ(8,351件)を用いて、2021 年度の社会福祉法人の経営状況等について
分析を行っていますが、社会福祉法人にとって厳しい経営環境が反映された内容となっています。
【社会福祉法人全体の経営状況】
●サービス活動増減差額率は 2.5%と前年度から 0.6 ポイント低下
●赤字法人割合は 31.3%と 5.4 ポイント拡大
●サービス活動増減差額率は低下傾向、赤字法人割合は拡大傾向
●収益規模が大きいほど、人件費率は低く、労働生産性が高い。
●一方、規模の大きい法人においても約 3 割が赤字と、
大規模であっても必ずしも経営が安定しているとはいえない
【職員の確保状況】
●2021 年度の社会福祉法人全体の採用率は 14.7%、離職率は 14.0%
詳しくは以下のURLから確認できます。
独立行政法人福祉医療機構ホームページ
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/230117_No007.pdf